Sangha‐サンガ

日常に役立つ仏教を考える僧侶のブログ

今日は釈尊が入滅された「常楽会」。というわけでこんな問答を。

 

今日は、釈尊(ゴータマ・ブッダ)が入滅された日でした。

というわけで、hasunohaでちょうどタイムリーな質問があったので、その問答を掲載したいと思います。

 

お釈迦様は今、どこにいるのでしょうか?

 歴史上の人物、肉体を持った実在の人物としての 
ゴータマ・シッダルタ様は2500年も前に入滅されましが 
今も仏様として私達に寄り添い、見守って下さってるんでしょうかね? 
そうあって欲しいなと願います。

-南無釈迦牟尼仏

 

釈尊が入滅しても、釈尊の教えは生きている

仏教には、仏を分類する「三身」という思想があります。 
法身(ほっしん)→真理そのもの 
・報身(ほうじん)→ほとけのはたらき、その姿 
・応身(おうじん)→真理を説くためにこの世に生まれた仏 
です。

この場合、釈尊は「応身」にあたります。真理に気付き、それを悟り、現実世界で私たちに説いて下さいました。 
しかし、その釈尊自身、生前に「私を信仰してはならない、私の説いた法を信仰せよ。わたしを灯にしてはいけない、法を灯とせよ」とおっしゃっています。(スッタニパータか、ダンマ・パダだったとおもいます。。。笑) 
まさにこれは、釈尊が「私という人間ではなく、教えそのものである法身を信仰せよ」と言っているんですね。

真言宗では、法身仏は大日如来(宇宙そのもの)で、応身仏は阿弥陀如来など具体的に私たちを救ってくださる働きをもった仏さま、そして応身を釈迦如来などと説いています。

 

つまり、釈尊は真理を悟ち伝えた偉大な人間ではありますが、真理そのものは絶対に変わらないんです。

私たちの中にも真理がありますし、私たちもその真理に気付くことが出来るのです。

これを弘法大師空海「それ仏法遥かに非ず、心中にして即ち近し」と表現しています。 
大日如来という人格はないんですね。大日如来は「真理そのものの象徴」です。

結論を申しますと、釈尊が入滅しても、釈尊の教えは生きている、しかも永遠に。」 
なぜなら、釈尊の教えとは、真理そのものであり、真理は不生不滅だからです。

釈尊含め、そうした仏さまたちは常に私たちをみまもってくれています。 
あなたのすぐそばで・・・だけでなく、あなたの内側からもです。

不悪口院恵成

 

おわり。ナム!

不悪口院くるとん