Sangha‐サンガ

日常に役立つ仏教を考える僧侶のブログ

新宮市・御燈まつりレポ

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和歌山県新宮市の「御燈祭り」に参加してきました!

 

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さぁさぁ、和歌山に住んで10年以上経つというのに、今更初の南紀那智勝浦ですよ。
僕の住んでいる町からなんと車で3時間。
同じ県内ですが、神戸や京都に行く方が遥かに近いんです。
まさに秘境。
でも、三重県との県境に位置する新宮市は意外と都会でした。(北海道の地方都市くらい?)
 

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新宮に着いたらすぐに準備。ほかの人たちは、お昼頃から飲んでいるらしいです。
昼からたらふくお神酒をいただいて、寒さに耐えるんですな。
僕らも白物の肴(イカや豆腐など)と、日本酒をかっこみ、いよいよ白装束を身にまといます。
(巻かれている写真は同行したT氏。)


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荒っぽく巻いた縄を、これまた荒っぽくザクザク切っていきます。
 
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願い事を書いた松明を担いで、草鞋を履いて出発。
 
 
途中、熊野三山の速玉大社へお参り。
 

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熊野三山の一つである速玉大社

 

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途中ですれ違う別グループとは
「頼むでーい!」の掛け声とともに松明を叩き合います。

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日が落ち、人も増え、ボルテージが上がっていきます。
ちなみにこの時点で僕はベロベロで、なんか知らないけど高校生同士のケンカに挟まれてあわあわしていました。巻き込まれなくてよかった..
高校生以外にも、あっちこっちでケンカが発生していました。
 

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ふらふらと頂上へ登り切ったとき、神倉神社か大きな火の手が。いよいよ点火のタイム。
 
ここであることに気づきます。
 
「みんなとはぐれた....」
 
 
絶望の中、たまたな声をかけてくれた人とともに山を降りる決意をします。
 

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・・・が、一瞬で辺りは火の海に。
煙で目が開かず、酒のせいでふらふらします。
知り合った人と、周りのおっさんに支えられながらなんとか急な階段を降りていきます。
 

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ちなみに僕の松明。
これを焼いて、災いを燃えつくすんですな。
 
 
 
その後、知り合った人についていき、全く面識のない人の家で酒を飲み散らかした上に知り合いの家まで車で送ってもらい、不安から解放されたのか号泣。
 
なぜか泣きながら謝り、その後に行ったスナックでわけもわからずBEGINの「オリオンビール」を熱唱。
 
帰りにはラーメンを二杯も食べて寝落ちするという、人生でも数本の指に入るカオスな夜を過ごしました。
 
とんだクソ坊主だぜ!
 
ちなみに、ことしで僕、27歳な!!!
 
いつになったら大人になれるんだ!!!
 
 
感想。。。
 
お燈祭り....
軟弱な僕にはカルチャーショックな祭りでした...
でも、祭りが生きている町は、どれだけ過疎が進もうが、死なない。
逆に祭りが死んだ街は、どれだけ賑わっていても、空疎だね。
 
お燈祭りの歴史は古く、神武天皇の時代に遡るらしい。日本で一番歴史ある土地、さすがスケールがちがうぜ。
もとは正月の「修正会」がらみの厄払いの儀式だったらしいけれど、いまは春の節分をこえたこの時期に、1年の除災を祈り火を奉納するらしい。
まぁ、歴史や信仰は正直こういう民衆の祭りには関係なくて。
祭りは、祭りをすること自体に意味があるんじゃないかと思うんですな。
意味がわからなくても、信仰がなくても、とにかくやる。それが文化で、伝統だから。
信仰は後からついてくる。
 
文化と宗教は、両手両足。翼の両翼。絶対に切り離せないから。
 
なんていう熱い語り、リフトオフ。
 
南紀旅のレポ、続きます。
 
おわり。ナム!
 不悪口院くるとん
 
おまけ。
 
いただきもの画像↓
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